中古マンションの売却を考えた時に、なるべく高い価格かつ短期間で売却したいという方は多いのではないでしょうか。中古マンションの売却にはいくつかのポイントがあります。こちらでは売却時期、高く売るポイント、費用・税金など、中古マンションの売却にあたっての役立つ情報をご紹介いたします。中古マンションの売却を成功させたい方は、ぜひご参考になさってください。
中古マンションを売却するタイミングの目安
中古マンションを売却する際は、中古マンション市場が活発な時期を狙うことが重要です。
基本的には4月からの新生活に向けて、1~3月に市場が活発になります。需要が増えるほど早く売れやすいため、このタイミングを狙うのがおすすめです。
そして、中古マンション売却には、不動産会社に依頼して売買契約が成立するまでの時間が必要です。自分の引っ越し先も探さなければならないため、1~3月中に売買契約まで終わらせるためには、10~12月初旬までに売却に向けて行動し始める必要があります。
また、同じマンションの部屋が売りに出されていると価格が競り合ってしまったり、近くに新築のマンションがあると中古よりも新築が魅力的に見えてしまったりするため、そういった問題がないかも不動産会社に相談しましょう。
中古マンションを高く売るポイント
中古マンションを売却するのであれば、できるだけ高く売りたいと思う方が多いはずです。
リノベーションやリフォームをせずに高く売却するためには、以下のポイントを意識してみてください。
事前に相場を調べる
中古マンション売却では、不動産会社の査定額をもとに売り出し価格を決定します。そのため、査定額が適切かどうかを判断するために、事前に同様の条件の物件がどのくらいの金額で売れているのか、相場を調べることが大切です。
売り出し価格は戦略的に決める
相場を知っていて、あえて相場以上の強気な価格で売り出そうと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、結局売れなかったら意味がありません。
不動産会社と一緒に相場をもとに売り出し価格を決定し、どこまでなら値下げに応じるかなども事前に決めておきましょう。
時間に余裕を持つ
早く売却したいと思っていると、売り急いで値引きをしてしまうことがあります。不動産売買にはある程度時間がかかるため、焦ってしまわないためにも早めに売却活動を始めましょう。
内見での印象をよくする
購入希望者がマンションの内見に訪れることがあります。その際、できるだけ好印象になるよう、しっかり準備しておくことが大切です。
部屋を掃除したり、購入時のパンフレットや修繕履歴の資料を用意したり、工夫しましょう。
売却にも費用や税金がかかる
中古マンションの売却には、以下のような費用がかかります。
仲介手数料
中古マンションを売却する場合、売主と買主の間に不動産売買を請け負う会社が入ります。仲介手数料は、その不動産会社へ支払うものです。
登記費用
不動産の所有者を変更する場合、登記も変更する必要があります。
抵当権抹消登記や住所変更登記の変更には手数料がかかり、売主側が負担します。
印紙税
売買契約書は課税文書なので、印紙代が必要です。金額は不動産の取引価格によって異なります。
譲渡所得税
中古マンションを売却して利益が出ると、その金額に対して譲渡所得税を支払う必要があります。売却によって利益が出なかった場合、払う必要はありません。
中古マンション売却でよくある失敗例
中古マンションの売却は初めて経験する方が多く、失敗もつきものです。中古マンション売却を成功させるためにも、よくある失敗例と対応策を見ていきましょう。
適正価格とかけ離れた価格を設定してしまった
中古マンション売却でよくある失敗例として、相場よりも安い、あるいは高い価格を設定してしまったというケースがあります。中古マンションは査定額通りに売却するわけではなく、査定額を参考にしながら売主が価格を設定することになります。ここで適正価格とあまりにかけ離れた価格を設定すると、損をしたり、売れ残ったりする場合がありますので要注意です。マンションの相場価格を調べるとともに、不動産会社とよく相談して売り出し価格を決めましょう。
内見の準備をしっかり行っていなかった
中古マンション売却で気を付けたいのが、購入希望者の内見です。内見時のイメージによって購入意欲は大きく変わります。準備をしっかり行わない状態で内見を迎えてしまい、購入を断られてしまうケースも少なくありません。内見では部屋をしっかり掃除、整理整頓して部屋の第一印象を上げることが大切です。悪印象を与えるような破損や汚れがあれば、ハウスクリーニングや小規模な修繕を行ったほうがよい場合もあります。また、売主の対応も内見の印象に影響するため、当日の質疑応答や対応についても準備しておきましょう。
中古マンションの売買が得意ではない不動産会社に依頼した
不動産会社によって得意分野は異なります。マンションの売買は、戸建てや土地とは異なる専門知識が必要です。中古マンションの売却が不得意な不動産会社に依頼してしまうと、取引がスムーズに進まないばかりか、適正価格よりも安い値段で売却せざるを得ない場合もあります。これまでの売却実績などを参考に、中古マンション売却を得意とする不動産会社に依頼しましょう。
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中古マンションの売却に関するコラム
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